今朝も朝市に行き、あらかぶの煮つけ、
飯蛸を炊いているところです。
息子がストックフォルムで頑張っていますので
私の若いころを思い出しました。
若気のいたりで、学生結婚をし、卒業時に
二人の子供がいた私は、家族を養いながらの医者修行でした。
臨床研修をすませ、北九州の保健所の医師となりましたが、
残念ながら若い医者が情熱を燃やすところではありませんでした。
バイト、バイトで貯めたお金で奨学金を返し
北九州総合病院に就職し、医局のバックもありません
でしたので、なんでも他人の倍努力をすると
誓い頑張りました。
総合で血管造影を覚え、血管造影による治療のはしりの
ころでしたので、夢中になり、血管を広げたり、詰めたり
していましたが、当時肝癌の治療は悲惨なもので
あるとき、肝臓の右全体にがんが広がった患者さんが
来られて、腎がんに対して、塞栓術をしたという論文は
すでにありましたので、思い切って、右肝動脈を
マイトマイシンCを混ぜたゼラチンスポンジで塞栓しました。
患者さんは、苦しみましたが、ガンは消え当時では
考えられなかった、3年も長生きしてくれました。
この治療だと思い、頑張り始めたときに
山田先生の肝動脈塞栓術の最初の論文がでました。
リピオドールを抗がん剤に混ぜて流してから
肝動脈塞栓術をすると効果があがることに気づき
詰めては、切除肝や剖検刊をCTを撮っては
組織をみていますと、リピオドールCTが
小さな転移巣の検出に役立つことがわかり
奥田先生たちと、Radiologyに最初の論文をだしました。
無我夢中の医者修行時代でした。
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