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おはようございます。

昨日の手術は、以前ブログで紹介した大きな肝癌
肺内に浸潤し、耳下腺に転移した患者さんでした。

市内の比較的肝癌では有名な企業病院で、1年半前に
外科手術を受け、取り残しの肝癌が肺内に浸潤増殖した
ようですが、その病院は、漫然と高価な抗がん剤を投与するだけで
ガンは大きくなり、耳下腺に転移したようです。
DSA 肝動脈  肝内には肝癌がありません。
右横隔膜下動脈造影  大きな肝癌が肺内に浸潤、発育しています

実際に、手術してみますと、右横隔膜下動脈で栄養されている
15cm位の肝癌が肺内に浸潤しており、シスプラチン100mg
エピルビシン20mgとリピオドール15cc使用して
門脈動脈同時塞栓療法施行しました。
治療後 これでこの大きな肝癌はほぼ消えます。

事前に、マルチスライスCTでの3Dで栄養血管が
分かっていましたので30分位で終わりました。
耳下腺には、放射線治療をしてもらうつもりです。

転移をするまえに、私を紹介してくれれば、
簡単に治ったのですから
この病院の肝癌治療はあまりに変です。
治療法の選択は、患者さんの命にかかわります。

肝癌治療で、患者さんの予後を左右する血管造影手技のへたな
施設は、肝がんを治療してはいけません。
この施設にも、私の論文は送ってあります。
せめて、再発して抗がん剤投与して、効かなければ、私に
相談するべきです。

医者は、患者さんの命に真面目に取り組まなければなりません。
医者にあるまじき医者が多すぎます。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体