昨日は、岡山からのびまん型肝癌の患者さんと
一昨日来られた、NASHから発症した肝癌の患者さんの
2人の手術があり、4時間かかりました。
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の患者さんは
アンギオCTしてみますとS8の2cm強の肝癌と
肝臓の左の端に5mm位の肝癌がありました。



右のS8の肝癌には、前と後に2本の栄養動脈があり
それぞれ、1.6Fのマイクロカテーテルを入れ、
門脈動脈同時塞栓療法しました。



次に左の小肝癌を同じく、治療しましたが
特に、右は、血管蛇行強く苦労しました。
栄養動脈が複数ある肝癌は、その総てを
きちんと治療しておかないと、再発の原因になります。
5mmクラスの肝癌の治療をきちんとしようとすれば
アンギオCTが必要です。
昨日は、息子に教えることができ、良かったと思います。
他の肝癌の血管造影治療をしようとする先生方も
私の手術を1度見に来られたら参考になると思います。
だんだん手術がこたえるようになり、英会話の前に
目が痛くなり、目薬が必要でした。
私が現役の間に、この治療を標準化したいと思って
いますが、日本の学会はなかなか大変です。
医者は、患者さんのためにベストをつくすのが
当然と思いますが、自分たちのために医療があると
かんがえている医者が、学会を運営しているようです。
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