火曜日の第1例目は肝硬変の強く、
血管蛇行のひどい肝癌患者さんでした。

最細径の1.6Fr.のマイクロカテーテルを末梢の
栄養動脈に進め、リピオドールとエピルビシンの懸濁液を
十分に門脈が出るまで流し、ゼラチンスポンジ細片で、
完全に栄養動脈を塞栓しました。



これで肝癌は消えますし、肝硬変がひどい割には、
お元気です。
今日から、アジア太平洋肝臓学会の
肝癌のカンファレンスのシングルトピックで
(APASL 2nd Hepatocellular Carcinoma Conference)発表するために
韓国の済州島に出かけます。
私の治療のすばらしい成果の第2報を発表します。
それによると、
182名の早い時期から転移のある進行肝癌患者さんまで含めて
182名の5年生存率は66%で、10年生存率は43%でした。
外科切除は条件の良い患者さんしか受けられませんが、
外科切除後の5年生存率は55%、10年生存率は27%くらいです。
私の治療の成績がすばらしいことは
わかって頂けると思います。
ちなみに、ステイジⅠだと5年生存率は78%で、
10年生存率は58%でステイジⅠとステイジⅡで
生存率に優位差がありません。
治療死は0(ゼロ)で大きな合併症がなく、
肝機能のかなり悪い人でも施行可能で
安全で世界で最も有効率の高い治療法と言えると思います。
忙しすぎて3題、英語で発表しますが、
十分な準備が出来ませんでしたが、
なんとかガン張って発表してきます。
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