PBC(原発性胆汁性肝硬変)は、原因不明で徐々に
肝内の胆管が消失していき、肝硬変になるという難病です。
まれに、肝癌を合併します。
Aさんは、立派なPBCですが、80歳になっても
元気にされていましたが、食道静脈瘤がひどくなり
内視鏡治療(EVL)のため入院してもらいました。
食道静脈瘤の治療もうまくいき、CTを撮りますと
肝癌が疑われ、昨日、アンギオCTしました。
すると、やはり、肝臓のS8に10mm大の肝癌がありました。

動脈硬化のため、蛇行のひどい、血管で、右肝動脈は
上腸間膜動脈から、分岐していましたが、スムーズに
門脈動脈同時塞栓療法しました。


患者さんは、お元気で、これで肝癌もきえます。
このところ、すごい患者さんが多かったせいか、
少し、ものたらない手術でした。
早い時期に、私の治療をしますと、ほとんどが、1回の治療で
消え、どういうわけか、再発も減ります。
早い時期に来てくれますと、皆さん長生きします。
私の医院の、ステイジⅠの肝癌患者さんの10年生存率は
50%を超えます。
治療後再発の多い肝癌の患者さんに
この治療を広く知っていただきたいと思っております。
一開業医ですが、肝癌を克服出来たらと思い、
日々頑張っております。
患者さんとその家族にとってよりよい治療をこれからも
考えていきたいと思います。
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