fc2ブログ
おはようございます。

PBC(原発性胆汁性肝硬変)は、原因不明で徐々に
肝内の胆管が消失していき、肝硬変になるという難病です。
まれに、肝癌を合併します。

Aさんは、立派なPBCですが、80歳になっても
元気にされていましたが、食道静脈瘤がひどくなり
内視鏡治療(EVL)のため入院してもらいました。

食道静脈瘤の治療もうまくいき、CTを撮りますと
肝癌が疑われ、昨日、アンギオCTしました。
すると、やはり、肝臓のS8に10mm大の肝癌がありました。
CTHA 10ミリ大の典型的肝癌

動脈硬化のため、蛇行のひどい、血管で、右肝動脈は
上腸間膜動脈から、分岐していましたが、スムーズに
門脈動脈同時塞栓療法しました。
マイクロカテーテルをS8の末梢の枝に進めて治療しました
治療後CT

患者さんは、お元気で、これで肝癌もきえます。
このところ、すごい患者さんが多かったせいか、
少し、ものたらない手術でした。

早い時期に、私の治療をしますと、ほとんどが、1回の治療で
消え、どういうわけか、再発も減ります。
早い時期に来てくれますと、皆さん長生きします。
私の医院の、ステイジⅠの肝癌患者さんの10年生存率は
50%を超えます。

治療後再発の多い肝癌の患者さんに
この治療を広く知っていただきたいと思っております。

一開業医ですが、肝癌を克服出来たらと思い、
日々頑張っております。
患者さんとその家族にとってよりよい治療をこれからも
考えていきたいと思います。

------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
 皆様の応援がこれからの励みになりますので
 よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
 これからもよろしくお願いいたします。

  ◆にほんブログ村へ    →  にほんブログ村 病気ブログへ

  ◆人気ブログランキングへ →  人気ブログランキングへ
                      人気ブログランキングへ

  ◆FC2 Blog Rankingへ   →  




テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体