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おはようございます。

昨日の手術は、市内の大きな病院で、
「これ以上の治療はできません。
後はネクサバールで経過を見ましょう。」
と言われて、私を頼ってきた患者さんです。

前医の治療のためか、もともとの肝動脈の狭窄のためかは
わかりませんが、肝動脈は、上腸間膜動脈からの
下膵動脈アーケイド経由で流れていました。
上腸間膜動脈造影

1.6Frのマイクロカテーテルを、アーケイド経由で
肝内に進め、左右に広がる肝癌を治療しました。
下膵動脈アーケードからの治療

前医の治療は、まったく効果なく、総ての肝癌
死んでいませんでした。
市内では、比較的肝癌では、患者さんを集めている
病院です。そのアンギオの技術の低さにあきれました。
肝癌は、手術しても5年で80%以上が再発します。
RFAでは、当然もっと多いでしょう。

TACE等のアンギオ技術のレベルが、肝癌患者さんの
予後を左右すると言っても良いと思います。
ちなみに、私の門脈動脈同時塞栓療法では、
最近、ステイジⅠ,Ⅱでは、再発は、非常に少なくなっています。

さて、今日も一日頑張りますか!!

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体