まだ暑い日がつづきますが、日によっては朝、夕に秋風が
吹きますね。このころになりますと、
私の患者であったEさんを思い出します。
Eさんは、浮羽郡の方で、果物農家で、今頃になると
美味しい、梨や葡萄をいつも差し入れしてくれました。
C型で肝癌ができ、私の治療で消え、時々の再発もありましたが
そのつど、うまく治療でき、14年目のある日、
横隔膜下動脈で栄養される、2cmの肝癌が再発しました。
「治療はできますが、胸水が溜まって、
いつもよりは、長引くかもしれません。」
と説明しますと、RFAを受けたい、と言われますので、
久留米の上手な先生を紹介しました。
数か月後、来院されますと、肝内播種がおこり、
リンパ節転移もみられました。

その後、いろいろ治療しましたが
全身のリンパ節転移で15年目に亡くなられました。
紹介したことを、悔みましたが後の祭りです。
肝癌のリンパ節転移は、稀で、RFA後に2例経験しました。
肝臓の中に針を刺すということは、
本当に注意が必要だと思っております。
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