9月の肝胆膵研究会から帰って来まして
連れに、「今日の症例は、乳頭がんだったよ」と言いますと
「そお、乳首にもがんができるのね」といわれ、大笑いしました。
肝臓が作る胆汁が流れる管、胆管と膵臓がつくる膵液が
流れる膵管が合流して、十二指腸に流れていきますが
十二指腸の出口を、乳頭と言います。

そこにできるがんを乳頭がんと言います。
一般にその辺に出来るがんは、予後が悪いことが多いのですが
乳頭がんは、症状が早く出ますので、
早期に見つけることが出来ます。
患者さんは、70代の女性で、2年前に
腹痛、発熱、食指不振を訴えて私のところに来ました。
胆道系酵素、炎症反応があり、エコー、CTで
胆管,膵管の拡張があり、MRCPとカメラで乳頭がんと
診断し、説明して外科へ行っていただきました。


手術の結果、10mm×7mmの乳頭部膵管由来の
乳頭部癌で、現在も再発もまったくなく元気に過ごされています。
北九州肝胆膵研究会は、まじめでシャープなエキスパートが
多くいつも勉強になります。
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