前回、ガンちゃん先生のところにある
アンギオCTによる肝癌の診断をご紹介いたしましたが、
肝癌の大多数を占めるのは、肝細胞由来の肝細胞ガンです。
肝細胞ガンは、特徴的な血行動態をしめします。
肝動脈で栄養されドレナージ血管に出て行き
門脈に流れていきます。

これを理解し、single level dynamic CTHAを行うと
ちいさな肝細胞癌をきちんと診断できます。
結節の中心部分から造影剤が入って来て辺縁部分が染まり
辺縁部分の造影剤が、リング状に残り(コロナ)
造影剤が消えていきます。
アンギオCTは、このように結節の質的診断に優れているだけでなく
mm大の結節を検出できますし、治療部位の確認、
治療場所の確認にもすぐれていますし
治療がきちんとできているかも、その場でわかります。
アンギオCT無しでは、肝癌の診断、治療は
難しいと思うぐらい重宝な道具です。
私の門脈動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy AS)は
アンギオCTとマイクロカテーテルの進歩と30年以上の
肝動脈塞栓術(TACE)の経験があって完成したのです。
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