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こんにちは。

暑い季節になると、Sさんのことを思い出します。
亡くなられてから、3年目になります。
綺麗な女性で、55歳でした。

平成8年、B型肝炎から肝がんができ、
市内の大きな病院で、3回外科切除をうけましたが
再発し、2回RFAをうけましたが
局所再発し、平成13年、私を受診しました。

肝癌は、3.5cmありましたが
私の門脈動脈同時塞栓療法(AS)は
1度で肝癌を消すことが出来、順調でした。

5年後の平成18年, AFP(肝癌の腫瘍マーカー)が、
上昇しましたので再発部位がどこなのか調べてみますと・・・
CT, MRIで、右の肝臓に接した
胸腹壁が、おかしい事がわかり、これはと思い
外科切除を、受けてもらいました。

やはり、肝癌は、刺入部の胸腹部の筋肉内に
かなりひろがっていました。
局所再発1
RFAの際に、わざわざガンを、植えつけたかのように
思えてならないのです。(seeding?)
局所再発2
それから、いろんな治療をしましたが、骨転移、肺転移で
平成20年夏、しずかに旅立たれました。

RFAは今、日本中、世界中で、広く行われていますが
血管の塊である肝癌に、太い針を刺すため、
かなり注意が必要だと思っております。

ガンを播種させるリスクも大きく
ガンちゃん先生は、きらいです。

私は患者さんを最初から最後まで診てきました。
患者さんやその家族と共にガンと闘ってきました。

肝臓がんは再発する可能性が最も高いのです。
患者さんにとってよりよい治療法・診断方法について
考えない日はありません。

その経験と努力を、少しでも多くの方に知って頂くため、
今後もガン張っていきたいと思います。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体