今日は、先日ご紹介しました、
「運が良い!?やつ・・・って-1」の続きをお話いたしますね。
Iは幸いに、印かん細胞ガンがみつかり、
早期胃癌で手術をしましたので治りますが、
1カ月後、退院して切除をお願いした外科の先生の
お手紙を持って報告に来た際、腹水がありました。
これは!と思い、
またも嫌がるIの造影CTを撮りますと、
肝臓の右の一番上付近に、肝ガンを疑う結節がありましたので、
先週入院し、まずは腹水をなくし、昨日検査をしました。
やはり思ったとおり、肝細胞ガンで12~13mmでした。


門脈造影化CT(CTAP) 動脈造影化CT(CTHA)
このように典型的な肝ガンは門脈血流がなくて、
動脈血流が豊富なのです。
さらに、シングルレベルダイナミックCTHAで
肝細胞ガンかどうか、確かめます
そのまま手術となり、1.6フレンチの一番細いマイクロカテーテルを
S8の背側の枝に入れ、

以前ご紹介しました、
アメリカの癌専門誌「Cancer」に載った私の治療法でもある、
「門脈・動脈同時塞栓療法」(AS)を行いました。
きちんと治療しましたので、
この肝ガンもこれで消えます!!

Iは2度も助かりました。
それにしても・・・
ガンちゃん先生のところに、
いつもしかめつらをして薬だけをもらって帰っていたIですが、
検診で胸写がひっかかったと言って来て、胃癌がみつかったり、
手術後、報告に来た際に、腹水があったので検査し、肝ガンがみつかったり、
何の検査をするのでも、嫌がるIに対して、
ちょっと強引過ぎたかなと思うくらいだったのですが、
そこまでしてでも、
以前のように薬だけもらって帰っているままだったらと思うと
本当にIは運が良かったのです・・・!
みなさん!年に一回の検査は必ずするようにしましょう!!
また、いくら検査をしても、画像を診る確かなではなければ、
早期の状態を見逃してしまう、可能性もあります。
患者さんも大きな病院だから、大丈夫ではなく、
これからは、その医師が確かなのか、ちゃんと見極め、
選んでいく時代だと思っております。
私は患者さんに対しては、厳しく、こわいと言われることもあります、
しかし、これからも患者さんの生命にかかわることは
厳しくやっていこうと思っています。
ガンちゃん先生は、医者なのです。
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