以前、日々の診療からの中で「膵ガンについて」
お話したかと思いますが、
今日は、膵臓についてお話したいと思います。
膵臓は、胃の裏側にあり、
細長い臓器ですが、重要な臓器です。
消化吸収に必要な酵素、
例えば、糖分を分解するアミラーゼ、
たんぱく質を分解するトリプシン、脂肪を分解するリパーゼ、等を
膵液として、十二指腸に分泌します。(外分泌機能)
また、膵臓は内分泌臓器としても重要です。
膵臓の中のランゲルハンス島というところの
β細胞からは、インシュリン
α細胞からは、グルカゴンというホルモンを出し、
血糖の調節になくてはならないものです。
ソマトスタチンというホルモンも出します。(内分泌機能)
ちなみに、ソマトスタチンは、他のホルモンを抑える
作用もあります。
これらは、すべて糖尿病と関係があります。
最近、膵ガンは年々増えており、
年間2万人以上の日本人が膵ガンで死亡されています。
ちなみに膵臓ガンの症状は、
背中や腹部の痛み、体重減少、黄疸等がありますが、
症状が出ると、進行していることの方が多いようです。
最近は、エコー、CT、MRIの進歩で
膵臓をかなりきれいに診ることが出来ます。

膵管が、拡張していたり、膵臓にふくろ(のう胞)があると、
もっと詳しく膵臓を調べる必要があります。
年に一度位は、エコーやCTを撮る必要がありますが、
糖尿病の患者さんは、必ず、チェックをして下さい!
------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
皆様の応援がこれからの励みになりますので
よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆にほんブログ村へ →

◆人気ブログランキングへ →


◆FC2 Blog Rankingへ →
