以前、ご紹介しました腎盂ガンの患者さんが
手術を終えて、ガンちゃん先生のところに帰ってきました。
この患者さんはB型劇症肝炎で、
九大できれいな娘さんの肝臓の一部をもらい、
生体肝移植を受け、生命が助かりました。
それから、私が診ておりますが、
むずかしい性格で、5、6年前に移植後、
飲まないといけない大事なお薬を飲まなくなってしまい、
慢性拒絶で黄疸が20以上となり、
九大の診断では、再移植しなければ余命三カ月と言われました。
私のところで、いろんな治療を試み、
なんとか黄疸は下がり、一命を助けることが出来ました。
でも、もともとの性格もあり、
薬は奥さんに取りに来らせるのですが、
本人は全く来ません。
さすがに、娘さんも怒って、もう知りませんと言っておりました。
でも、何か予感がしたのでしょうか。
数年ぶりにやってきました。
それで、腎盂ガン(組織は腎ガンでしたが)が見つかり、
移植後ですので、移植グループの出身の先生の居る、ある病院で
切除してもらいました。
幸いにこの腎ガンは治ります。
これでこの患者さんは三度、生命が助かったのですから、
せめて、他の人のためになる生き方をしてもらいたいものです。
日本で広く行われている、
生体肝移植は、身内からの肝臓をもらうということなので
お互いの感情の問題も入り、なかなか難しいものです。
やはり、脳死肝移植を広めるべきではないかと思います。
------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
皆様の応援がこれからの励みになりますので
よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆にほんブログ村へ →

◆人気ブログランキングへ →


◆FC2 Blog Rankingへ →
