梅の花も満開となり見頃を迎えておりますね。

今日は、膵ガンについてお話いたします。
ガンちゃん先生は、北九州肝胆膵研究会の
代表幹事をしていますので膵ガンの専門家でもあります。
膵臓がんも年々、増えており、
今後大きな問題によって行くものと思います。
膵臓は胃の裏にあり、細長いうすい臓器ですが、
糖尿病と関係のあるインシュリンなどのホルモンを分泌したり、
消化吸収に必要な、いろんな酵素を分泌します。
膵ガンは、早期に発見するのが難しく、
治療も難しい「ガン」の一つです。
それだけに消化器医である、ガンちゃん先生の
大きな興味のあるガンの一つです。
膵ガンには、通常型の膵ガンと
粘液産生膵ガンがあります。
後者(粘液産生膵ガン)は比較的ゆっくりと発育します。
近年は、エコー、CT、MRIの発達により、
膵臓を比較的容易にみることが出来ます。
エコーやCTで膵管の拡張があれば、
MRCP(MRIで胆管や膵管をみる検査)や
ERCP(カメラから逆行的に胆管や膵管をうつす検査)
で膵管の詳しい情報が得られます。
例えば、私の患者であるAさんは、
60代の女性でしたが、定期検査で膵管の拡張があり(下図)

諸検査の結果、
比較的早期の膵ガンという診断し、外科で切除してもらいました。
T2N0で十分に治る可能性がありますが、
厳重なフォローがいります。
Bさんは数年前、
食欲不振、軽いうつで当院に来ましたが
0.7~1.0cmの乳頭がん(膵管、胆管の十二指腸での出口を
乳頭と言います)でした。
Bさんを説得し、外科切除を受けてもらいましたが
全くの早期でまずは治るでしょう!
やはり、年に一度は定期検査を受け、
エコー、CTなどをするようにしましょう!
特に糖尿病の患者さんや慢性膵炎の患者さんや
アミラーゼが高くなる患者さんは、注意が必要です。
必ず、膵臓の定期検査を受けましょう!
3月24日(水)19時より
リーガロイヤル小倉で
北九州肝胆膵研究会主催の
「膵臓癌について」講演会があります。
今回は、産業医科大学第一外科の山口教授に話して頂きます。
奮ってご参加下さい。
山口先生は、臨床経験豊富なので
ためになるお話が聞けるかと思います。
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