ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
岩本内科には、
前医で治療が難しいとか治療ができないと言われた
がんの患者さまが治療の相談に来られます
本日、ご紹介もそのような患者さまです
前の病院で、肝臓がんを
去年見つけてもらって、
肝動脈化学塞栓術と放射線治療を行ったあと
その治療自体は、しっかりと治療をしてくださったようなのですが、
1年弱の経過で、
治療した病変の頭側に再発を認めました
画像の矢印の場所が再発した癌です

この病変は場所が肝臓表面で、横隔膜近く、
横隔膜の動脈、下横隔動脈より栄養されている可能性があり、
この動脈は、挿入が難しい場合がある動脈です

前の病院では、この病変に対する
追加のカテーテル治療は難しいかもしれないと判断、
主治医の先生が英断してくださって、岩本内科に紹介してくれました
こういう流れは本当にありがたい

実際、血管造影をしてみると、
たしかに、横隔膜の動脈の一部が
癌の栄養動脈になっていて、
血液を供給していることが
アンギオCTで確認されました
丁寧にマイクロカテーテルを進め
抗癌剤と塞栓物質を投与します
末梢の門脈が軽く描出されるまで
薬剤投与を行えば、治療終了です
これが、質の高い肝動脈化学塞栓術、門脈動脈同時塞栓療法です

完璧な形で薬が貯留してくれました
時間にして、30分程度で治療終了
ご高齢の方だったので、出来る限り負担をかけたくありませんでした
ご本人もいつのまにか終わってたと言ってくださいました
カテーテル治療には、技術が必要ですので、
できるできないの基準が、術者各々で変わります
できない場合でも、その他の治療手段で補う訳ですが、
できた方が良い場合も多々あるのです
この方の場合、負担を最小限にして、
しっかりと癌ゼロの状態に戻すことができました
まだまだ長生きしていただきたいと思います
本日は
日曜日なのですが、
今から、韓国で開催されるシンポジウム内で
肝臓がんの薬物治療について
英語で40分の講演と30分のディスカッションをしないといけません
Webなので、現地には行かなくてよかったのですが・・・
ゆっくりお休みしときたかったと思いつつ、
引き受けたからには、全うします
さて、ガンばりますか
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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
ずいぶん寒くなってきました
今日は、勤労感謝の日で世間は祝日ですが、
大学病院は開院とのこと
・・勤労感謝ってなんでしょう・・?
ま、それは良くて、
岩本内科は祝日なのでお休みですが、
岩本内科のスタッフ全員、
日頃、本当に一生懸命、ガンばってくれているので、
感謝の気持ちでいっぱいです
彼らがいなければ、私のモチベーションも保てません
本当にありがたいことです
さて、本日は
肝臓がんの治療経過を紹介します
この方は、
大阪から来院された方ですが、
もう数年以上の経過を見させて頂いていると思います
岩本内科でのカテーテル治療で癌ゼロの状態で
外来で経過を見ていたのですが、
今回、造影CTで再発を疑う変化があったので、
入院していただいて、さらに詳しい検査を行いました
造影CTでは肝臓のS8と呼ばれる場所に3cm弱の病変が
淡く認められます

さらに詳しい検査とは、
血管造影をしながらCTを撮るアンギオCTです
アンギオCTは、血管造影をしなければ撮影できないCTなので、
点滴から行う造影CTと比べると、手間がかかりますが、
血管造影は私が行いますので、出来る限り苦痛なく行うことができると思います
アンギオCTの良いところは、
肝臓の中の癌を検出する力は、最も優れている検査である点です
この方のアンギオCT画像を示します

先ほど紹介した造影CTの画像と比べると、
比較的はっきりと白くなる領域を確認できると思います
ついでに、もう一つ近くに癌があることも確認しました
と言いましても、近年は、造影MRIでも同じ検出力が出せるようになったので、
検査のためのアンギオCTは行われることが減りました
岩本内科では、なぜアンギオCTを行うかと言うと、
このまま治療に直結することができるからです
血管造影をして、
アンギオCTを撮影して、その場で確認し、
癌の所見があれば、


そこから、マイクロカテーテルを挿入して、
癌の動脈まで到達
そして、薬剤と塞栓物質を流し
門脈動脈同時塞栓療法(質の高い肝動脈化学塞栓術)を行います
癌の状態、血管の状態によりますが
この方の場合には40分程度で治療まで終了です
治療後に最後のCTを確認すると、
癌の場所に完璧に白くなる薬剤が貯留していることが分かります

これで完了です
治療後は、1週間経過を見て、退院していただくことがほとんどです
肝臓がんの場合、
癌ゼロを一回得たとしても、新たな癌が出てくる可能性が高い
そういう癌の特徴があります
これは、癌が出てきた肝臓そのものに、肝炎や肝硬変など
病気を抱えているからです
ですので、癌ゼロを得たとしても
丁寧に経過を見て、
癌が出てきているか確認しながら、
もし出てきたなら、確実に
丁寧に治療する
そして、また癌ゼロを獲得する
こういう流れをいかに保つかが長生きの秘訣になります
さて、本日も
感謝の心を大切に
ガンばりますか
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みなさま、こんにちは!
2代目ガンちゃん先生です
するべきことが本当にたくさんありまして、
ブログの更新は
ゆっくりになってしまっていますが、
毎日の、がんカテーテル治療は
より一層、熱心に行っております
畑を持つ仕事仲間から、
美味しい、特大ズッキーニを頂いたので、
週末は、
ズッキーニを使ったパスタを作りました
ちょっと工夫して、
ズッキーニを焼いた後、フードプロセッサーでペースト状にしまして、
それと、トマトソースを混ぜて、
トマト・ズッキーニソースにしてみました

ズッキーニの甘味がトマトソースとマッチして
とても美味しいソースでした
本日、ご紹介は、
肝臓がんに対する門脈動脈同時塞栓療法について
いま、薬物療法が進歩して、
カテーテル治療を行う機会が以前に比べると減っております
ですが、質の高いカテーテル治療は
これまで以上に重要視されるようになってくるのではないかと
私は思っています
この患者さまに関しては、
肝のS1と呼ばれるいろいろな治療が難しい場所に
出来てしまった肝臓がんの方
通常、切除が一番最初の選択肢ですが、
この方は、手術はもうしたくないとのことで
カテーテル治療で制御することとしました
一度、カテーテル治療をして、かなりうまく薬は入っていたのですが、
矢印の通り、一部再発を示唆する所見が外来での造影CTで得られましたので、
お話をし、もう一度、治療をさせて頂くことになりました
こういう再発の場合は、
カテーテル治療だけにこだわらず、まずは切除を考えるべきですし、
それ以外では、通常の放射線治療、重粒子線治療なども積極的に考えるべき状態と思います
血管造影を行いますと、
肝動脈の撮影でははっきりと撮影されませんでした
右下横隔動脈からの撮影で、黒くもやもやと造影され、


右下横隔動脈の枝の上副腎動脈ががんの動脈でしたので、
マイクロカテーテルを、丁寧に挿入し、
門脈動脈同時塞栓療法を行いました
しっかりと薬剤が貯留したのを確認しました

完全壊死の状態であると思いますが、
とにかくうまくいってほしい・・
癌のカテーテル治療においては、
腕に結果が影響する場合もあるので、
治療するのに覚悟が必要です
経過をみさせて頂きたいと思います
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
心地よい日曜日の朝です
早起きして、コーヒーを淹れて、
記事を書いています
こういう忙しさに追われない時間、
大切ですね
ありがたい
今日、ご紹介の進行がんで私が治療している患者さまは
中国地方から来られている肝臓がんを患う患者さまです
今から一年くらい前が、最初の治療です
この方の最初は、
すでに癌が進行しすぎていて、
肝機能もChild C、肝不全
腹水は貯留し、体も痩せ、
最初の治療のための入院で、うまくいかないと
地元に帰れないかもしれないと思えるくらいの状態でした
それらも説明しご理解された上で、
“あきらめない”で治療を続けたいとのことで、
治療に踏み切りました
前医では、もう緩和ケアを当然、すすめられていました
まず、破裂の危険がある病変には、門脈動脈同時塞栓療法
そして、カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法を導入
非常によく効いてくれて、現在に至ります
今では、腹水もだいぶ減り、
体重も、筋肉でだいぶ増えたとご本人は仰っておりました
さて、今回も治療しましたが、
1年の経過で、どうしても治療の薬剤を貯めることが難しい癌の場所がありました
肝臓のがんは肝動脈から血液をもらいますが、中には肝動脈以外からも血液が供給されている場合があります
これをうまく見つけるのは、一つの腕の見せ所なのです
左右の横隔膜の動脈も評価し、それでも完全には埋まらず、
今回、内胸動脈を評価しました
内胸動脈とは
胸の前側を肩辺りから、おへその皮膚まで伸びている動脈です
医学用語としては、Left or Right Internal thoracic artery、略してRITA(ライタ)、LITA(リタ)と呼ばれたりする動脈です
心臓のバイパス手術で使われることがある動脈です
胸の上の方は、脳に到達する動脈が複数出ているので
あまり触りたくないのですが、
丁寧に、内胸動脈を評価したところ
LITA 左の内胸動脈から分岐する細い枝が
肝臓内にある癌の薬剤が欠けていた場所に入っていることが分かりました♪

丁寧に、その動脈までカテーテルを挿入し、治療しました
内胸動脈の治療の注意点は、
もともと皮膚まで到達する動脈なので手前で薬を流すと
皮膚に薬が届き、合併症が起こり得ます
もし、治療する場合は、
癌の枝までちゃんと挿入してからでないと
少なくとも塞栓はしてはいけません
岩本内科では、アンギオCTで大丈夫か確認しますので、
自信を持って、治療できます
結果的に、治療後の写真では
しっかり薬で埋める事ができました

1年前、あきらめずに
覚悟して、治療を受けに岩本内科に来て下さったお陰で、
“いま”があります
本当に厳しい状況では、なかなか難しい場合もありますし、
治療をうけることだけが、良い事ではなく、覚悟し受け入れる事もとても
大切なことではあるのですが・・・
このような経過の方を経験すればするほど、
あきらめずに治療することの大切さを学びます
こういう治療の時は、小さくガッツポーズです♪
さて、時間になったので、
朝、焼き立てのパンを出してくれるパン屋さんが近くにありまして、
ちょっと買いに行ってこようかなと♪
家族はまだ寝てます・・
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
春の陽気で心地よいですね
今日は、朝から散歩しつつ、
近くのパン屋さんまで朝ごはんの買い出しに行ってきました
肝臓がんに対して点滴や内服の薬が
どんどん拡がって、使われるようになっていますが、
肝臓がん治療における職人的な治療というのは無くなりません
ですが、点滴や内服の治療が拡がれば拡がるほど、
職人的な技術を学ぶ医師が少なくなる可能性があります
それが、少し心配です
外科切除
ラジオ波焼灼療法
そして、カテーテル治療
どれも高い技術が必要で、
修練が必要です
これまでの日本の肝臓がん治療を発展させてきた先人たちの
技術、知識をちゃんと受け継いで、
そして、伝えていかないといけません
さて、
本日ご紹介は、
一つずつ一つずつ丁寧に行う
カテーテルの治療 肝動脈化学塞栓術
岩本内科では、その質を高め
門脈動脈同時塞栓療法と命名されていますが、
関東からの患者さまです
再発を指摘され、治療をさせて頂きました
MRI検査では一つの癌だけを指摘されていたのですが、
カテーテルを使ったCT検査では、
数ミリの小さな病変を含めると4個


それを
ひとつずつ丁寧に、アンギオCTで確認しながら、
癌の動脈を見つけ、
門脈動脈同時塞栓療法を行いました
肝臓がんは一旦、癌が出てくると
繰り返し出てくる可能性のある癌ですので、
出てきたときに確実に、かつ、肝機能を落とさずに
治療していく必要があります

治療後のCTでしっかりと薬剤が貯留しているので
今回もこれでOKです
丁寧に、一つずつ
技術、知識、経験の伝承です
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