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本日もご訪問頂き、ありがとうございます!
みなさん、台風大丈夫でしたか?
日本から離れていますと
すごく心配になります。
以前の記事で腫瘍には
癌細胞だけでなく
他にも数多くの細胞が関わっている事を紹介しました。
それについてよくまとめてある論文を見つけましたので
本日はご紹介いたします。
Nature medicineと呼ばれる一流誌のレビューです。
ご興味の無い方には、申し訳ありません。

図に示すように、癌細胞以外の多くの細胞が
癌の進展に関わっています
癌細胞を抑制する免疫と
癌細胞の増殖を助ける細胞たちが深く関わっています
そして、下図の様に

癌細胞が生まれ・・・
癌細胞を抑制しようとする免疫から逃れ、
増殖していき・・
増殖の過程で、栄養を確保するために
血管を誘導し、
誘導された血管へ入り込む。
血管内へ侵入した癌細胞は
血流に任せ、他の臓器へ運ばれ、
その場所で、血管外へ侵入し
・・そして、他の臓器でまた増殖する
転移と呼ばれる過程です
この過程に多くの因子・現象が関わっている事が
分かってきてはいるのですが・・
どうしてかな・・いまだにこの過程を制御する事ができません!
悔しい限りです!!
まだまだ医学の発展が足りないという事でしょう
初代ガンちゃん先生が口を酸っぱくして
言ってたのを覚えています
“研究のための研究をするな!
常に患者さんで起こっている問題点を
解決できる研究をしなさい!!”
なるべく多くの研究者がこの様なスタンスで
研究に取り組めば、一つずつ患者さんで起こっている問題が
解決されていくのでしょう
僕もこの言葉を忘れないようにして
基礎研究も臨床研究も取り組むようにしなければなりません
少しでも患者さんへ寄与するために・・です。
岩本内科医院では、医師・看護師を募集しております。ご興味のおありの方は是非ご連絡ください。お待ちしています。
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昨日、山口先生がご紹介した患者様の様な
肝臓がんの再発の場合は、
根気強く、再発したら
しっかりと一つずつ完全に治療し
次第に再発までの期間を延ばし
根治を目指すしかありません
きっと、根治まで持って行けることと
信じています
今日の記事ですが
癌について
少し詳しく書いてみたいと思います
癌と聞くと、
悪性化した細胞(癌細胞)の塊の様なイメージがありますが、
癌の中には、
癌細胞以外にも
実は様々な細胞が関与しているのです
知っていましたでしょうか?
癌細胞以外には・・・
癌を栄養する血管を作る細胞
免疫に携わる細胞
リンパ管を形成する細胞
マクロファージ(通常はヒトの免疫を担う細胞の一つ)
線維芽細胞(通常は傷を治したりする為に働いている細胞の一つ)
・・・
癌細胞だけでなく
たくさんの他の種類の細胞も
癌の塊の中に含まれています

これを腫瘍微小環境(Tumor microenvironment)と言います
そして、最近の研究によって、
癌の中に住む
マクロファージや
線維芽細胞の中には
なんと、癌の進展、転移、治療抵抗性を
助けるように働いているものもいる事が分かり始めました
ネズミを使った実験レベルでは
癌の中に住むマクロファージをやっつけると、
癌は小さくなりますし、
癌の中に住む線維芽細胞をやっつけると、
抗がん剤が効きやすくなります
もちろん、癌細胞をやっつける事が
最も大切なのですが、
そのための一つの戦略として
癌を助けている他の細胞たちも
どうにかする必要があるようです。
残念ながら、
この様な治療方法は
まだ臨床で使われる段階までには
来ていませんが、
一つの有効な治療方法となり得る
考え方になると思います
でも、どうしてこれらの細胞は
癌細胞を助けるように働く様になってしまうのでしょうか?
どうせなら癌細胞をやっつける様に
働いてくれたらいいのですが・・
まだまだ解明すべき点が医学には
多くある様です
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先週の記事で脂肪の話を書いたと思います
山口先生、
あこうなどの新鮮な魚
うらやましい限りです
・・・こっちはサーモンくらいしかないですから・・・(笑)
脂肪には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があって
白色脂肪細胞は
脂肪を蓄える役目・・・
褐色脂肪細胞は
脂肪を燃やして熱を作る役目があると
実は、
脂肪にはもっとおもしろい秘密が隠されているんです
それは・・・
白色脂肪細胞も
・・・ある刺激をすると
褐色脂肪細胞の様に
脂肪を燃やして熱を作るようになるのです
この変化を
白色脂肪細胞の褐色脂肪細胞化
・・・英語では、ブラウン化とかベージュ化(白と褐色を混ぜた状態という意味で)
と言います

上の写真が褐色脂肪・・もともと熱を産生する為の脂肪細胞
下の写真が褐色化した白色脂肪・・もともとは貯える為の脂肪細胞が刺激によって熱を産生する脂肪へと変化した状態
ある刺激とは・・・
寒さです
研究では、ネズミを通常の気温から
4度(冷蔵庫)の部屋へ
移しますと・・・
白色脂肪細胞が
見た目上も、茶色に近づき
ブラウン化します
そして、貯めていた脂肪を燃やし
熱を発生させ、
寒い環境にも耐えるのです
こうやって、
生き物は
寒い環境にも
適応するのですね
この白色脂肪細胞のブラウン化は
薬剤でも起こすことができます
例えば、アドレナリン作動薬と呼ばれる様な
薬剤です

白色脂肪細胞が褐色化する時には、特定の刺激と様々な因子が関わって変化する
これを利用すれば、
貯まった脂肪を熱を作らせて燃焼させることができる
ということです
やせ薬、冷え症改善薬
女性には待望の薬もゆくゆくは登場するかも
しれません
この辺りの研究も
今は、一つの大きなトピックスで
よく研究が進んでいる領域の一つです
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みなさん、連休いかがお過ごしでしたか?
ステキな連休だったでしょうか?
結局、僕は土曜日も日曜日も
研究室に行かざるを得ませんでした・・
休みは休む・・なんて記事を載せていましたが・・・・
すみません
体の脂肪・・・
脂肪という単語も聞きたくもないという
人も多いかもしれませんが・・・
今日は脂肪のお話
僕の研究室は癌の研究をしていますが、
もう一つ・・・脂肪の研究もしています
過剰な栄養が溜まった結果
増える組織・・・
というのが
脂肪組織の
一般的なイメージですよね
でも、そんな単純なもんではないんです
脂肪組織は脂肪細胞が主役です
脂肪を溜め込む能力がある細胞です
しかし、この脂肪細胞には
種類があります
白色脂肪細胞
と
褐色脂肪細胞
です

右側の白く見えるのが白色脂肪細胞、左側の茶色に見えるのが褐色脂肪細胞
白色脂肪細胞は
皆さんのご存知の通りの
いわゆる脂肪を溜め込む細胞です
では褐色脂肪細胞とは
なんでしょうか?
褐色脂肪細胞とは
なんと、溜め込んだ脂肪を
燃料として
体に熱を発生させる細胞なのです
研究ではネズミ(マウス)を使う事が多いのですが
ネズミの背中側の首筋に
褐色脂肪組織が
存在します
ネズミを寒いところで飼育すると・・
この褐色脂肪組織が活性化して
熱を発生させ、
体温を保つことができるのです
これで、ネズミは寒い環境でも
耐えることができます
・・・これをもとにしてか?
昔、試してガッテンという番組で
ヒエピタ(風邪のときにおでこに貼るやつです)を
背中側の首筋に貼ると
・・・
冷え性改善、
脂肪燃焼、ダイエット効果と言って
放送していたことがありました
それで、巷の薬屋さんから
ヒエピタが消える
という事が起こりました・・・
・・・・
しかし・・・・
実は、人間の背中側の首筋には
褐色脂肪組織はありません!
人間には
それ程、多くこの褐色脂肪組織は存在しないのですが・・・
首の前側・・甲状腺の近くに
存在すると言われています・・・

赤く見えるのが人間の中で褐色脂肪細胞が分布している部位
ちなみに、
ネズミでは
この褐色脂肪組織を
活性させる薬を投与すると
・・・脂肪を燃やしますので
・・・痩せます♪
・・・こういう研究が進めば、
人間への
夢の痩せ薬も登場してくるかもしれませんよね
飽食の時代の今、
肥満が一つの社会問題になってます
ですので、この分野の研究は
いま一つの大きなトピックとして取り上げられているのです

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昨日の山口院長先生の記事を読んで・・・
岩本内科と共に、歩んできて下さっている
方々がおられると思うと・
本当に身が引き締まる思いです
より良い医療を供給できるように
ガンばらないといけませんね
今日は、
国が変われば、
癌の種類も変わるということで・・
スウェーデンと
日本の癌の種類の違いについて・・・
日本では・・
男性
第一位 胃がん
第二位 肺がん
第三位 大腸がん
肝臓がんは第四位に入っています
女性で
第一位 乳がん
第二位 大腸がん
第三位 胃がん

では、スウェーデンはどうでしょうか??
男性における
第一位は 前立腺がん
第二位は 悪性黒色腫を除く皮膚がん
第三位が大腸がん
女性では
第一位は乳がん
第二位は悪性黒色腫を除く皮膚がん
第三位が大腸がん

かなり、日本とスウェーデンでは
ガンの種類の様相も違うようですね
日本では、各国に比べ
胃がんの発生率が高いです
・・これは塩分摂取量に関係するのではないか?と言われていますが
異論を唱える報告もあり、まだ議論の余地があるようです
それと、ピロリ菌の感染率も胃がんの発生には関係しています
スウェーデンで最も目につくのは
皮膚がんの多さです。
悪性黒色腫を含めると
一番の発生率になります
これは、紫外線の影響によるものようですね
白人種はメラニン色素が日本人に比べて、
少ないので
紫外線の影響を受けやすいのです
また、スウェーデンで生活していて思うのは
スウェーデンの女性は日焼けすることに
むしろ積極的な印象があります
日本では、美白・・・が“美”の一つですが・・・
こんがり小麦肌を目指す女性がスウェーデンには多い気がします
この“美”に対する考え方の違いも、影響しているかもしれません
肝臓がんに関しては
日本の発生頻度がダントツに高いのです
これは、C型肝炎、B型肝炎ウイルスの罹患頻度が
日本において圧倒的に高いからです
スウェーデンでは
肝臓がんは比較的
みかけない癌です
国が変われば
癌の種類も変わってきますね
次は
世界の肝臓がんの
発生割合を見てみたいと思います
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