ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
今日は、
年に一度の
日本の消化器病関連の最大の学会である
JDDWに参加するために神戸に行ってまいります
というのも、
貴重な発表の機会を頂きました
会の中で
日本と台湾と韓国の肝臓がん研究・治療の各国の代表者が
肝臓がんの薬物治療について話をするというセッションがあり、
その日本の発表者に選ばれたのです
流石に、緊張する発表ですね・・・ガンばってきます・・汗
さて、
本日の治療のご紹介ですが、
東海地方の大きな病院からご紹介いただいた
肝臓がんを患う患者さまです
前医では抗癌剤の全身投与が行われてきましたが、
治療はうまくいかず、
手がない状態となり、
ご本人、ご家族が探され、
岩本内科に問い合わせがありました
たしかに、今の状態は、
腹水も出ていて、肝機能が低下してきている状態で、
薬剤の全身投与は厳しい状態でした

薬剤の全身投与は、いま、肝臓がんでは様々使用する事ができますが、
すべて、肝機能が良好な場合でしか使えません
肝機能が落ちてきた状態での薬物治療の選択肢は
ほぼ無いのです
この患者さまも確かにそういう状態なので、
治療は難しいのですが、
充分にお話をして、
比較的、安全に行うことができる肝動注化学療法を
今回、導入することにしました
肝動注化学療法でもリスクはもちろんありますが、
薬の量の調整など、術者により細かく調整できるので、
比較的安全に行えます
そして、抗癌剤も癌に感受性があれば、しっかり効いてくれる可能性を秘めています
まず、出来る限り負担なく
治療用のカテーテルを留置します
この方は、
肝臓の右側は全てがんに置き換わっていて、
肝臓の位置が大きく変わっています
こういう方は、
肝臓の動脈も位置が大きく変わっているので、
角度が急峻になり、カテーテルの留置難易度が格段に上がります

丁寧に、かつ、迅速に
カテーテルを留置して、
治療を開始しました

このような肝機能があまり良くない方には、
使用する抗癌剤や塞栓剤の量も
丁寧に調整して、投与します
治療の薬剤分布も良好で、
1時間半程度で治療手技は終わりました

翌日の採血でも肝機能の悪化はありません
これから、厳しい戦いにはなりますが、
覚悟を持った上で、
希望を胸に、戦っていきます
こういうギリギリの中で
カテーテル留置や治療は
本当にぐったり消耗します
ですが、私がやらねば誰がやる!
やるしかないのです
今日は、治療でぐったりではなく、、
発表でぐったり・・消耗する事でしょうけど・・
さて、ガンばりますか
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
日曜日の朝です
先週は、治療、講演
とっても忙しかったので、
やっとホッとできます
実は・・最近、忙しい中で
始めた新しい趣味がありまして・・
それは、テニスです
体を動かしたかったのもありますし、
妻が一緒にしようと言ってくれたこともあって、
約半年前から、近くのスクールに通って、
いまは大ハマりです
で、先週、東京出張があった際に、
東京で講演したわけですが、
ちょうど、近くで女子プロテニスの国際大会が開催されていて、
20分しか滞在できませんでしたが、
観戦してきました♪

プロの凄い迫力に圧倒され、
ワクワクしました
テニスは若い時はまったくしたことありませんでしたが、
競技として、とても面白いスポーツです
年齢も40歳を超えて始めたスポーツですが、スポーツで体も心もリフレッシュできるので、
本当に初めて良かったです
さて、それはさておきまして、
治療の経過のご紹介
本日のご紹介
これまでは、
カテーテル治療が中間や進行した状態の肝臓がんに対しては主流でしたが
肝臓がんにおいて、薬物療法がどんどん使われております
とくに、癌の免疫を活性化させる薬剤、免疫チェックポイント阻害剤の治療効果は
かなり有効です
一方で、これまで行っていた
カテーテル治療 肝動注化学療法
とくに岩本内科で行うNew FP療法
これも揺るぎない力を持っています
進行がんに対して、
癌を小さくする力70%以上
癌をゼロにする力30%
の治療効果は、ほかのどの治療よりも
よい治療成績を示しています
では、どんな時に、
がんゼロ作戦において、
薬物療法よりも肝動注化学療法(New FP療法)を優先すべきかと言いますと、
これまでの200例を超える治療データからの解析では、
〇癌が限られた場所に存在する場合、
〇癌が門脈に入り込んでいる場合が抽出されてきます
このような条件では、New FP療法で半数近くが進行がんでも
癌ゼロ作戦を遂行できるという結果です
たとえば、このような患者さま
この方は、福岡の他の市から
岩本内科に来てくださいました
前医で、肝動脈化学塞栓術が行われてきましたが
制御が難しくなり、
薬物療法に移行するというところで、
セカンドオピニオンとして、岩本内科に来られました
このタイミングでのセカンドオピニオンは、
肝臓がんにおいては、とても良いタイミングと思います
癌は、
肝臓の右後方に、10cm大
ここだけの限局なら、より良かったのですが、
小さな、肝内転移がぱらぱらと存在する状態でした


この場所に癌があると、
横隔膜の動脈からもガンを栄養しますので、
そちらには、マイクロカテーテルを挿入し、
門脈動脈同時塞栓療法を行います
そして、メインの癌の動脈には、
カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法 New FP療法を行います
現在、治療を開始して、
2か月程度経過していますが、

万単位だった、癌の数値(腫瘍マーカー)は
数百単位まで低下しております

こういう経過だと、癌ゼロ狙っていけます
薬物療法が幅広く使われる最近ですが、
肝動注化学療法、、特にNew FP療法
そして、質の高い肝動脈化学塞栓術である門脈動脈同時塞栓療法は
癌ゼロ作戦や薬物療法が効かなくなった際には、
絶対的な存在と、私は思っています
さて、10月は・・実は、学会シーズンでありまして、
まだ、発表や講演が続きます
もちろん、治療もしっかりと続けていきます
10月も、活き活きと
ガンばりますか
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
時代は、
薬物療法と局所治療の融合の時代に変わろうとしています

苔の写真です
肝臓がんの治療に
どんどん点滴や内服の抗癌剤治療が使えるようになってきています
現在、7-8種類の薬が肝臓がんに使えるようになりました
一方で、昔から行われている
肝動脈化学塞栓術、切除、ラジオ波焼灼療法など
肝臓の中の病変を治療する局所治療があります
ほかの癌と比べて、肝臓がんではこの局所治療が豊富であることが
特徴で、抗癌剤治療の選択肢が増えてるなかで、
局所治療がどう扱われていくのか
重要なポイントでした
日本の流れを見てみますと、
全身の抗癌剤治療を行っていても、
可能なときには、局所療法を行って、
いかに癌をゼロにするか、
ゼロにできなくても、いかに局所治療で癌の量を減らし、
また、抗癌剤治療に戻って、維持するか・・
そういう考え方が、浸透してきているように思います
これは、良い風潮で、
漫然と抗癌剤治療を続けて、効かなくなったら
次の薬剤というのを繰り返す
一旦、抗癌剤治療が入ると局所治療には戻らないと
いう考えも、諸外国を見るとあるようで、
患者さまのことを考えると、
柔軟な考え方の方が良いに決まっています
たとえば、この患者さまをご紹介しますと、
70歳代、男性
久しぶりに、岩本内科にご来院されたら
ステージ3の多発肝臓がん
癌の数は10個程度

ご本人と相談し、
現在の薬物療法の1番目に使うべき、
テセントリク+アバスチンを開始することとしました
一回目の治療効果の判定では、
白かった病変は、黒く抜けていて
“効果あり”の
判定に、

ですが、二回目の治療効果の判定では、
黒く抜けていた病変が、大きく、白くなっていて、
これは、癌の血流が戻り、大きくなっていることをしめすので、
“効果なし”の判定になる画像です

ここで、私は、
カテーテル治療を加えました
質の高い肝動脈化学塞栓術の
門脈動脈同時塞栓療法です


複数癌は、ありますが、一番、大きな病変のみに対して加療を行いました

薬の入り方は少しまばらですが、
その後、薬剤は綺麗に貯留し続け、
テセントリク+アバスチン治療を再開
そうしますと、みるみるうちに
腫瘍マーカーも正常値まで低下、
完全にすべての癌が消えてしまいました

テセントリクは癌の免疫を活性化させる治療なのですが、
カテーテル治療で塞栓などをすると、癌が壊死します
癌が壊死することで、癌に対する免疫が活性化し、
テセントリクが改めて効きやすくなるかもしれないと言われています
こういう効果をアブスコパル効果などと言います
もともとは、放射線治療と免疫活性化治療で言われていた効果です
抗癌剤治療と局所治療の組み合わせ
もともと、私たちが積極的に行ってきた集学的治療のコンセプトに
近づいてきています
今日の記事の最初に、苔の写真を掲載しましたが、
この紹介させていただいた患者さまから頂いた苔です
とても多趣味で、手先の器用な方で、
観察用の苔のテラリウムを私にくれました
私の診察室の上に置いていますが、
だんだんと成長し、まだ深い緑が活き活きとしていて
なかなか良いものです
さて、今日は、東北の方に出張です
岩手医大の著明な先生の研究会で
講演をさせていただくことになっています
明日は、岩本内科の診療ですが、
午後には戻って、治療を行います
さて、
本日もガンばりますか
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2代目ガンちゃん先生です
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
コロナが落ち着いて、
多くの方が海外や国内でも旅行に行っているみたいですね
この後、感染者が劇的に増えなければ、
コロナは終息と考えて良いでしょうが、どうなることやら・・・
私は、最近、スポーツのテニスにハマっているので、
ゴールデンウィークもテニスを・・
体を動かすのは、やっぱり良いですね♪
さて、
本日ご紹介させていただくのは
乳がんの肝臓への転移がみられる患者さま
全身の抗がん剤治療が効かなくなり、
当院に問い合わせがありました
たしかに、肝臓全体にがんが拡がっている状態で、
今にもすぐに肝不全に陥る可能性があります


準緊急的に、カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法を開始しました
カテーテル留置術では、
肝臓の動脈に薬剤が流れるように
カテーテルを留置するのですが、
肝臓の動脈は、単純では無くて、
肝臓に到達するまでに、胃や腸やすい臓の動脈が
枝分かれしています
それらの動脈に抗がん剤が流れてしまうと
不要な合併症が起きる可能性があるので、
流れない様に金属コイルと呼ばれるもので、塞栓します
コイリングという処置です
これが、なかなか慣れるまでは、難しい処置で、
カテーテル留置の難易度を上げている要因の一つです
動脈の太さに合わせて、適切な大きさのコイルを選んで、
塞栓していきます



最近は、少しやり方を変えて、
電気でコイルを離脱することができるデタッチャブルコイルという
新しいコイルを使うようにしました
テルモという医療器具会社のアズールと呼ばれるコイルです
マニアックな内容ですが、このコイルだと、自分のタイミングで
コイルを離脱させることができるので、
非常に安全に処置を行うことができます
金属のコイルが、ワイヤーの先端についていて、
動脈の中で、グネグネと曲がります
自分が離脱したいときに、微量の電流を流すと、
金属のコイルが外れ、動脈内に残すことができます
電流を流さない限りは、ワイヤーにくっついたままなので、
やり直したいときは、ワイヤーを引いて、再度、コイルを入れることが可能です
医学の進歩に感謝です
この方も、
右胃動脈、後上膵十二指腸動脈、胃十二指腸動脈を
コイリングして、
カテーテル留置を行いました

手技を安全に、迅速に、的確に行う、、とっても大切なことです
腕を磨き、
新しいものを常に取り入れ、進化し続けなければなりません
さて、ゴールデンウィークは、私ももう少しお休みなので、
テニスをしつつ♪
今月から始まる、怒涛の講演、発表ラッシュに備えたいと思います
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人には限界を超えてもガンばりたいときがあります
がん治療においても
標準的な治療はもうほとんど無いのは
じゅうぶん分かってはいるんだけど、
誰かのために、もう少しだけでもガンばりたい
そう思うときがあります
そして、そう思うのは当然なことだと思います
もちろん、医学も万能ではありませんので、
限界はありますが、
私は、そういう患者さまの切実な思いを無下にはしたくない
ただただそう思います
そして、
癌カテーテル治療は、
その思いに応える、治療でありたいと思います
去年から使い始めた
ReMAPと呼ばれる新しい動注用留置カテーテルは
そういう思いに応える治療デバイスかもしれません
カテーテルを挿入できる動注用ポートなのですが、
理論上、どの動脈、血管にも
カテーテル治療を繰り返し行うことができます
先日、私が訪問させて頂いた奈良県立医大の先生が
このReMAPを開発してくださいました
もともと、私自身はReMAPの元となった
久留米中央病院で開発されたSystem-iという治療方法を、習得していたので
ReMAPの登場以来、よく使っております
まだ日本国内でも限られた施設で使われる程度ですが、
非常に可能性のある医療デバイスだと思います
ご紹介する患者さまにも、ReMAPを使って治療しています
非常に稀な悪性腫瘍を患われ、
一般的な治療方法ももはやなく、
前医でカテーテル治療を受けられていた状況で
岩本内科医院に来られました
肝臓内に多発する癌があるのですが、
肝動脈以外にもたくさんの動脈から癌が栄養されています
これに対して繰り返し、持続的にいろいろなカテーテル治療を行うには
ReMAPの他ありません
中肝動脈、

左胃動脈から分岐する左肝動脈

左下横隔動脈

右下横隔動脈

中副腎動脈

腸からの肝臓内の癌への動脈

これらそれぞれを治療します
ReMAPで治療するのは
通常の手技に比べるとだいぶ難しくはなりますが、
やれないことは全くありません
治療する側は、ちょっと大変で、きついだけです・・笑
患者さまの負担はだいぶ少ないと思います
この患者さまも
基本的には月に一度程度、4日だけ入院し、出来る限り、時間を大切に過ごされています
岩本内科は、治療するということだけでなく、あらゆる面から
患者さまのガンばりたいを
支える医院でありたいです
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