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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

寒いですね
だいぶ岩本内科の感染外来も落ち着いてきているみたいで、
コロナの陽性割合も2割くらいにまで落ちてきました

今回は公の感染対策が行われない中で、感染が落ち着いてきたということなので
多くの方が感染したことによる集団免疫で、
感染が低下してきたということであれば、
これから、オミクロン株に関しては、拡がることが無い、
そんな状況になれば良いのですが・・・

本日、ご紹介させていただきますのは、

岩本内科がある北九州の他の総合病院から
ご紹介いただいた肝臓がんの患者さまの経過です

去年の秋ごろでしょうか
ご紹介頂きまして、

その時は、
肝臓の右の上側に8cm大の肝臓がん、
他にも肝臓内に複数の転移がある状態


通常の治療ガイドラインでは、
多くの場合、テセントリク+アバスチン併用療法が使われますが、

この方、自己免疫性疾患と呼ばれる、自分の免疫が自分を攻撃してしまう
いわゆる膠原病を患っておられる方で、
前医の先生がテセントリクが使用できないと判断され、
当院にご紹介してくださいました


テセントリクは、自分の免疫を活性化させて癌を攻撃させる薬剤ですので、
膠原病を患う方に使用すると、膠原病が悪化するリスクがあるので、
基本的には使用できません

ご紹介いただき、
早速、カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法 New FP療法
を導入

速やかに、腫瘍は縮小
癌の中に、白い薬剤が貯留


スライド3
ほとんどの癌は動注療法(New FP療法)でやっつける事ができておりますが、一部残存があるので、
今回、仕上げの治療をさせていただきました

動注化学療法を行う場合には、
カテーテル留置という手技を行い、
いつでも、繰り返し、持続的に、薬剤が流させる仕組みを作ります

カテーテル留置を行うと、上記の通り、繰り返し、持続的に薬剤が流せるのですが、
基本的には肝動脈の手前から薬剤を流すので、
薬剤が流れやすい場所と流れにくい場所というのができてしまいます

流れにくい場所に癌があると、
その場所の癌は残ってしまう可能性があります


そういう場合に、
岩本内科では、門脈動脈同時塞栓療法を行います

反対側の足の動脈から、薬の貯留が不良な癌の部分を埋めるために、
一本ずつ、癌の動脈を見つけ、
門脈動脈同時塞栓療法を行っていきます

こうすることで、“癌ゼロ”が狙えるのです

今回は、右下横隔動脈の枝、肝動脈A6,A3などそれぞれマイクロカテーテルを挿入しまして、
治療を行いました


スライド4
スライド5
スライド6

ただ、動注療法を行うだけでは、
すごくうまくいく場合でないとなかなかうまくいきません
やっぱり、工夫が必要なのです

スライド7
結果的に、きれいに薬が欠けていた場所に薬がうまく貯留していることを確認しました

肝臓がん治療に関して、薬物療法が日本、世界で主流になっていますが、
カテーテル治療という腕の必要な治療で、癌ゼロ
“任せて頂けたら、いい仕事します”
という気持ちです

さて、今日は、
大学で研究を行う日ですが、

夜は、ウェブで講演です

大阪でカテーテル治療を熱心にされている
大阪赤十字病院の喜多先生、
奈良県立医大の放射線科教授の田中先生
天理よろず病院の谷口先生方と一緒に
カテーテル治療と薬物療法について話をさせて頂きます

スライド8

充実した一日になるよう、
本日もガンばりますか

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みなさま、こんにちは
2代目ガンちゃん先生です

がんの治療は日進月歩

抗癌剤治療もさまざまな種類が使えるようになっていますが、
カテーテルを使ったがん治療も変化しています

ReMAP(リマップ)とよばれる
動注化学療法を行うための留置カテーテル
です

ReMAPという留置カテーテルを使えば、
理論的には、どの場所の癌にも動注療法が可能
になります

全ての癌は動脈から血液をもらい、大きくなっていくので、
その動脈さえ見つける事ができれば、そこから動注化学療法を行うことができます

と言いましても、様々な状況がありますので、難しい場合もありますが、
たとえば、
これまでの動注療法では、
肝動脈に薬剤を流すことしか基本的には難しかったのですが、

このReMAPを使えば、
肝動脈以外で肝臓内の癌を栄養している動脈があれば、
そこから動注療法を行えます


スライド6
この画像がReMAPを挿入した画像です

この患者さまの場合は、
肝臓の動脈が二本に分かれていたので、
右足からは、通常の動注カテーテルを留置し、いつでも薬剤を流せる状況をつくり、
左足には、ReMAPを留置し、関係するあらゆる動脈から動注療法
を行えるようにしています

スライド1

技術的にはかなり難易度は上がりますが、
腕は磨けば良いだけなので、問題なく治療が行えています


癌カテーテル治療も進歩です
私も、毎日、少しでも進歩しながら、進んでいけるよう努力を続けます
今日は、4件の治療です
さて、ガンばりますか

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

通常診療に加えて、
12月だけで7個の講演が入っていて、
大忙しです


お話しさせて頂く機会が貰えるのは
大変、ありがたいことですので、
本当に嬉しい限りですが、

発表があるなら、準備もありますので、
追われてしまいます


今日も予定がありまして、
アストラゼネカ社主催の
全国Webの会で、
中間期の肝細胞癌の治療に関して話をいたします


発表は多いですが、
治療は全く減らすことなく、続けています


どうしても難しい治療の方が
集まってきますので、気を抜くことができません


ご紹介しますのは、
治療難渋のステージ4A肝細胞がんの患者さま

前医でも、かなり積極的に治療されていて、
使える抗がん剤はほぼすべて使用しており、
前医の先生もカテーテル治療が上手な先生でしたので、

カテーテル留置も両側の足から行われ、動注化学療法も
受けておられる状況です


留置したカテーテルが、
血管の変化により、うまく肝臓全体に流れないようになってしまった
とのことで、

岩本内科にご相談に来られました

評価してみますと、
やはり、かなり複雑で、

肝臓の動脈の根元は閉塞していて、
腸の動脈を介して、肝臓の動脈に血液が送られていますし、
横隔膜の動脈も肝臓内の一部の癌に血液を送っている状態と判明
しました

まず、前医で留置されていたカテーテルを抜去し、
マイクロカテーテルを腸の動脈から、肝臓の動脈に繋がる血管に挿入し
、治療しました

スライド2
スライド4

次に下横隔動脈にも挿入し、治療しました

スライド6

それらに治療した後に、
改めてカテーテルを留置し、これからも継続的に加療ができるようにして
終了としました


治療後、肝臓全体のがんに薬剤が貯留していることが確認されます

スライド7

治療不能の状態でしたので、
まず、治療が再開できる状況になったので一安心です

だいぶ難しい治療でした

前医で治療ができない状況をお引き受けし、
治療をするというのは、
本当に大変です
ですが、ほとんどの場合、治療が可能な場合が多いです


さて、今週は治療もたくさん!
講演も3つ

良き医療を目指して、
ガンばりますか



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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

サッカーワールドカップ
盛り上がってますね♪

学生時代、サッカーをずっとしていた
私、2代目ガンちゃん先生は、
ちょうどJリーグが出来たころにサッカーを始めた世代で

日本代表監督の 森保監督など、現役でサッカーをしていたころに
ワクワクしながら、サッカーをしていたのです

その頃は、ドイツやスペインなどのヨーロッパのチームは
雲の上の存在で、勝つなんて思ってもいませんでしたので、
大興奮です


個々の力は、まだまだ欧州の選手の方が上の様に感じますが、
戦略、戦術と団結力かな。。
サッカーの面白いところです


厳しい戦いを勝ち抜く姿は
元気がもらえますね


がん治療も本当に厳しい戦いです

そして、岩本内科に行き着くような患者さまがた
多くの場合、厳しい状況になってから来られますので、
やはり、相当大変です


この患者さまも
九州他県からご来院された方

スライド3

肝臓中にがんが、門脈にも入り込んでいます
肝不全徴候の一つ、腹水も出現していますので
早急な治療と
慎重な治療が必要です


血管造影を行い、肝臓の血管の評価をし、
安全な形でカテーテル留置を行います
スライド2

スライド5

そして、肝動注化学療法New FP療法を行います
出来る限り負担なく、短時間で治療を行うことを
目指してやっています

この方の治療時間も1時間程度で、
カテーテルを挿入し、治療を終えました


スライド6

腹水がある状態ですので、肝機能を大切にしながら、
がんを制御していきます

負けられない戦いがここにはあるのです
今日も、
ガンばりますか


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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

最近、風邪が増えてますね
コロナの方も増えていますが、
コロナ以外の風邪の方も増えているようです

夜も急に寒くなったからでしょうか

かく言う私も、
息子から風邪をもらってしまって、
おそらくアデノウイルスだと思いますが、

しつこい咳に悩まされております
ですが、だいぶ改善したので、一安心です

体調管理はとても大切です
がんの治療は待ってくれませんので

この方も、
緊急で紹介になった
肝臓がんの患者さまです

10cmを超える肝臓内の病変に
門脈本幹浸潤と
下大静脈浸潤から右房内浸潤を伴っている
極めて進行した状態
です

スライド2

右房内浸潤とは、肝臓の中のがんが
肝静脈に入り込んで、その先の心臓まで到達してしまっている状態です

突然死も起こりえる危険な状態です
・・待ったなしです

血管造影をし、カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法 New FP療法を開始
一部、 門脈動脈同時塞栓療法
も行いました

スライド3
スライド4
スライド6

治療後、薬が良い形で分布しているのを確認し終了です

スライド7

右房内浸潤がある場合には、
放射線治療も併用した方が良い
ので、
併用も考えていきます

心も、身体も、
よい状態に保ち、
困っている患者さま方に
いつでも対応できるようにせねば・・です


心と体の体調管理、気を付けます

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