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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日は肝硬変のお話

肝硬変とは
アルコール、肝炎ウイルスなどの肝炎
継続して起こるとなる状態です

LC

肝臓が硬く委縮し、
進行すると肝臓としての機能が失われていきます


肝臓の機能が失われると、
腹水が溜まったり、
脳症になったりなどの症状が現れます

肝臓がんに対する治療は
外科切除、ラジオ波、カテーテル治療、薬剤治療など
様々ありますが、

実は、
肝硬変を治す治療と言うのは
ほとんど無いのが現状です


原因が無くなる事で
硬くなった肝臓が
少しは改善する事はありますが、
長い年月をかけてなった肝硬変は
そう簡単には改善しません

いまある肝硬変の治療としては
肝臓の移植、
肝障害を抑える薬剤の投与くらいしかありません


硬くなった肝臓を柔らかくする治療が開発されると良いのですが・・

まだまだ研究レベルですが、

iPSなどで良く知られる幹細胞という
色々な細胞に変化する事ができる細胞を
肝硬変に投与すると
改善するという研究がいくつも出ています


いわゆる再生医療の一つです

血管の元になる幹細胞
肝臓の元になる幹細胞など、
様々な細胞で効果が試されています

肝硬変が治れば、
肝臓がんも
ずいぶん治療しやすくなるんだけどなぁ


と思いつつ、
本日もガンばりますか

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おはようございます。山口です。

昨日のアンギオは切除不能の胆管細胞癌の女性の治療でした。

両葉に6㎝ほどのガンがあり、
切除は不能と判断され全身化学療法の後、
可能であれば切除を行うと言われたそうですが

胆管細胞癌における全身化学療法の奏効率は
15~35%ほどしかなく(奏効率とはガンが治る確率ではなく、小さくなる確率)不安に思われ当院に来られました。

いざアンギオCT行うと
6㎝どころではなく10㎝以上のガンが両葉にあり、
肝内胆管癌

肝臓のほとんどを埋め尽くすガンですので、
全てに門脈動脈同時塞栓療法を施行すると肝不全になってしまうため
まずはガンが縮小するのを狙って
肝不全にならないよう、
一つ一つの血管をしっかりと塞栓しました。
治療前血管造影
   
治療後血管造影

ガンが縮小し、切除可能になれば、切除して頂きたいですし、
縮小すれば、他の治療に繋げるバリエーションも増えます。


患者さんも、加療に対して前向きにガンばられています。


胆管細胞がんの治療法は、まだまだ確立されてはいませんが、
信頼できる先生方とも連携しながら

僕にできる最大限の技術、知識、信念を持って
患者さんと共に!!
ガンばって行こうと思います!



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おはようございます。山口です。

C型慢性肝炎25年ほど前に発見され、
それまでは原因不明の肝炎だったのです。

C型慢性肝炎と聴くと
あまり身近に感じない人もいらっしゃるかもしれませんが、
日本にも200万人もの感染者がいるといわれています(まだ診断を受けてない人も含む)

これは日本人の40歳以上の100人に1人がC型慢性肝炎に感染している可能性があるそうです。
C型慢性肝炎統計
(こう見ると他人事の病気ではないですよね・・・)

ひとくくりにC型慢性肝炎と言っても、
I型II型の2種類あるのですが、
特にI型の高ウイルス患者にはIFN(インターフェロン)治療が効きにくかったのですが、リバビリンと言う薬の登場により

I型のC型慢性肝炎の3-4割りがウイルスがいなくなる(陰性化)様になりました。

それに加え、経口2剤とIFNを用いた3剤併用療法も行なわれるようになりさらに治癒率も向上しています。

但し、この上記のIFN治療の難点は副作用なのです。

IFNの副作用では
白血球、血小板の減少
発熱、倦怠感、間接痛、脱毛など
酷い場合は間質性肺炎なども起します。

今年に入り、IFNを用いない治療法が新たに登場しました。
ダブルインザ錠スンベプラカプセルの経口薬を併用し飲むだけで
お薬が効きにくいI型のC型慢性肝炎でも、94%のウイルスが消えるお薬が発売されました(だだしお薬に強いウイルスを持たない場合です)。
ダブリインザ
スンベプラ

当院でもまだ治療は終了していませんが、
20人中、副作用は一人発熱したくらいで、
全員がウイルス陰性化している状態です。
(本当に良いお薬が発売されました)

そして、I型の治療法がどんどん新しくなる一方
今度はII型の治療がおなざりになってしまっていたのですが、

今月からII型のC型慢性肝炎の96%がウイルス陰性化するという
ソバルディというお薬も発売されました。
ソバルディ
(一錠61799.30円もします。保険適応は6月からだそうです・・・絶対に無くしたり出来ないです・・・。笑)

つまり、お薬の開発が進み、
C型慢性肝炎の9割が
大きな副作用なく治る時代になったのです!! (素晴らしいです!)

肝癌の6割以上はC型慢性肝炎が背景にあるので
ウイルスを陰性化できれば
発癌率もかなり抑えることが可能となるはずです。

肝癌の治療はある程度抑えることは出来ます!
それにウイルス性肝炎からの発癌もこれらの治療方法でへるはずです!

あと残されているのは再発を抑えるお薬かもしれません。
その登場をまちつつ今はひとつづ肝癌をやっつけて行きたいと思います。


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おはようございます。山口です。

今週の火曜日に多発性肝嚢胞(のうほう)の患者さんの治療を行いました。

嚢胞といっても、
通常の肝臓にできる1個や2個の嚢胞でなく、
正常な肝臓を埋め尽くすほど多発し続けるのです。

多発性肝嚢胞
これが多発性肝嚢胞の肝臓です。

多発性肝嚢胞は遺伝性疾患と言われているのですが、
まだこれといった治療法がなく、
最終的には移植が推薦されています。

今回の患者さんも、かなり進行した状態で、切除不能と判断され、
当院を頼って来られました。

癌とは違い、動脈を沢山呼んで大きくなるわけではないので
血管をやっつければ嚢胞が小さくなるというものでもなさそうですが、
塞栓術が良く効いたという報告もあり、
患者さんと十分な話し合いのもと、
当院での塞栓術(今回は門脈動脈同時塞栓療法ではありません)を行いました。

いざアンギオをしてみると、
やはり、大きな嚢胞が肝全葉を埋め尽くし、
正常肝はわずかに存在するだけでした。

残る正常肝をやっつけず、
嚢胞だけが栄養される動脈を見つけ、
今回はA6領域のみの塞栓術を行いました。

結果は1か月後のCTで判断できるのですが、
少しでも嚢胞が無くなったり、小さくなればと期待しています。

劇的な変化はないかもしれませんが、
根気よく一つ一つやっつけて正常肝が増えてくるようガン張ろうと思います!






岩本内科医院では、医師・看護師を募集しております。ご興味のお有りの方は是非、ご連絡下さい。お待ちしています。 

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おはようございます。山口です。

今日ご紹介するのは、
肝硬変から肝がんを発症した患者さんです。
アンギオCT

近くの病院でRFATACEを繰り返し受けられていましたが、
このたび多発再発した為、セカンドオピニオンを求められて来られました。

C型肝硬変の患者さんで
肝硬変が進行し、胃・食道静脈瘤が出来ており、
いつ破裂してもおかしくない状態でした。

肝硬変になると、
なぜ、胃や食道に静脈瘤ができてしまうのかというと・・・

肝硬変になると、肝臓が線維化する為、
肝臓内で血流障害が起こります。

それによって、門脈(胃・腸から肝臓へ流れる血管)内の血液が肝臓へ流れにくくなってしまい
門脈中の血液が行き場を失うことで門脈内の圧が上がり、
門脈圧亢進症という状態になります。

門脈圧亢進症になると、
門脈内の血液が肝臓に行きたいけど、行けないから、
どうにかして、どこかに流れたい!!
と思い(笑)別の方向へ
新たな血管(側腹血行路)を作り、流れ出します。

この新たな血管が胃や食道の方に流れ、
静脈瘤を作ってしまったものが、胃・食道静脈瘤です!!

胃や食道だけでなく、痔が出来たり、ヘソの周りに静脈瘤が出来たりと・・・
色んな所に出来るのですが・・・
これが破裂すると、大量出血の危険もあります。

今回の患者さんはまさに、
肝硬変⇒門脈圧亢進症⇒胃静脈瘤が大きく発達し、
いつ破裂するかわからない状態でした。

ですので、まずは近隣の先生にお願いして、
EIS(内視鏡的硬化薬注入療法)してもらった後、
当院でアンギオCT施行し
多発再発したガンに対し、
全て門脈動脈同時塞栓療法を施行しました。
血管造影

治療後CT

これでひとまずは、肝臓内のガンは無くなりましたが、
これだけの肝硬変ですので、
また、いつ、どこにガンが出来てもおかしくない状態です。

今後も厳重に経過観察していきたいと思います。

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