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おはようございます。
毎日、暑いですね!!

今週は、3例の肝がんの手術をしまして
身体中が、痛くてバテバテです。
今週手術をした3例は、なかなか難物でしたので紹介します。

火曜日は、C型慢性肝炎の患者さんでしたが
肝臓のS8(肝臓の右の上の方)に、
2.0cmの肝がんがありましたが
動脈硬化のため、腹部大動脈が、腎臓の下で完全に閉塞していました。
症例1:C型肝炎、肝細胞ガン
それで、左手の動脈から、カテーテルを挿入して
私の、門脈動脈同時塞栓療法をしました。
この肝ガンは、消えますが、なかなか難しい血管でした。

木曜日の1例目は、C型肝硬変と肝がんの患者さんでしたが
最近、1.6Fの極細のカテーテルを使っていますので
こんな細い血管にも、カテーテルをいれて治療できます。
症例2:C型肝硬変、肝細胞ガン
肝機能のかなり悪い人でも、治療ができるようになりました。
でも、治療する私は、目や腕が、大変なんです・・・。

2例目は、胃ガンの肝転移の患者さんでしたが
2か月前は、肝臓中にがんが、ぎっしりとあったのですが
症例3:胃ガンの肝転移
これで肝転移は消すことができました。
でも転移ですから、これからが大変です。

技術の進歩により、今まで考えられなかったような
治療ができるようになりましたが
ガンを克服するのは、まだまだたいへんです。

ガンちゃん先生も、
痛む脚、腰をさすりながら頑張っています。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体
おはようございます。

北九州では、梅雨らしく鬱陶しい日が続いております。

今日は、ドミノ肝移植についてお話します。

肝移植には、脳死肝移植生体肝移植がありますが
日本では、ほとんど後者がおこなわれています。

生体肝移植とは、
健常なひとの肝臓の一部を
提供してもらい肝移植をするということです。
倫理上、提供者は家族に限定されています。

家族性アミロイドーシスという病気がありまして
遺伝性の病気で、肝臓がアミロイドという
異常蛋白質をつくりつづけ、アミロイドが
30~50年にかけて身体のいろんな臓器に
たまり、神経障害や心不全等の症状を発症し
それから10年ぐらいで死亡されます。

ですから、家族性アミロイドーシスの患者さんは
若い時に肝移植をする必要があります。
この取りのぞく肝臓は、アミロイドを作る以外
肝臓の働きは正常なのです。

肝移植が必要で提供者がいない患者さんにとっては
この肝臓は、魅力的です。
もし頂けたら30~50年生きれるのですから・・・

これがドミノ肝移植です。


日本では現在、脳死肝移植は非常に少ないので
肝移植のほとんどは、生体肝移植です。

生体肝移植が受けられない移植を必要とする患者さんにとっては、
一つの方法論としてドミノ肝移植があります。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体
おはようございます。

昨日お見せした図は、日本だけでなく世界中の
肝臓の専門の先生方が信じている、
多段階発癌説』によるものです。

肝硬変の再生結節が、
異型結節(dysplastic ndodule)となり、
早期肝癌となり、さらに典型的な肝癌になる、
というストーリーです。

本当なのでしょうか!?

ガンちゃん先生は、多くの肝癌の切除例を持っています。
例えば、平成2年から2年間は状態の良い肝癌例、16例は
すべて外科切除をしてもらいました。
すると、16例のうち、12例は慢性肝炎だったのです。

多段階発癌説に疑問を持った私は、
2000年に、アンギオCTを導入してからは、
典型的な肝ガン以外の結節は、
経過をみて、典型的な肝ガンになってから治療することにしました。

2000年~昨年までに約700名の慢性肝疾患の患者さんを
丁寧にフォローしてきて115個の小肝ガンをみつけました。
私の成績
その結果、
昨年までに115個、2.0cm以下の小肝ガンをみつけましたが
早期肝ガンは、たった8個しかなく、
この早期肝ガンは、多段階に0.5年~5.5年の経過を持って
典型的な肝ガンになりましたが、
他の107例は、初めから典型的な肝ガンだったのです。
(デノボの発ガン)

昨年は、早期肝ガンの定義が国際的に決まりました。
小さな針生検では、早期肝ガンは診断出来ません。

今だに、多くの肝臓の先生方が、
針生検だよりに、肝ガンの治療を行っており、
ガンでないものも、ガンとして治療しているのです。
困ったものです・・・。

ガンちゃん先生は、
30年以上、初めから終わりまで患者さんを診てきました。
初めは肝臓の治療法すら、確立されておらず、
症状が出始めた頃にはもう・・・という患者さんをいっぱい診てきました。

今は、画像も良くなり、
小さな肝ガンも診つけられるようになりました。
私の治療(AS)では、ほとんどの肝ガンを1回の治療で消す
こともできるようになりました。

しかし、針生検は早期肝ガンの診断がむずかしいですし、
典型的な肝癌は、血管のかたまりですので出血や動脈、門脈シャント
をつくるリスクもあり、診断が困難な場合にかぎるべき
と思っています。


患者さんのために一番良い治療法を考え、
これからも、一緒にガン張ってまいります!

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体
おはようございます。

今日は、肝硬変についてお話したいと思います。

肝臓の細胞が、慢性肝炎で脱落していき、
線維という組織にかわって、
肝臓が小さく硬くなった状態を肝硬変と言います。

再生結節という線維に囲まれた結節がたくさん出来ます。

肝炎の自然経過

日本には約40万人の肝硬変患者がいるとされ、
先日からお話しております「肝臓病について」の中でもご紹介しました、
ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎など)、
アルコール性肝障害、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、
ヘモクロマトーシス、自己免疫性肝炎などの
あらゆる慢性肝疾患が原因となり、
これらの慢性肝炎が進行した最終像なのです。

肝臓の能力が残っている間を代償期、
肝臓の能力がなくなって、
黄疸腹水が出る状態を非代償期と言います。

肝硬変になると、肝ガンになるリスクが大きくなりますし、
肝臓の能力が落ちますので、肝不全で死に至る
可能性が増えます。

また、門脈圧亢進症となりますので、
腹水が溜まりやすくなり、食道静脈瘤がやぶれて、
大出血するリスクも増えます。

肝性脳症という状態にもなりやすく、
多くはアンモニアが溜まり、意識が悪くなり、
ひどくなると昏睡から死亡します。

肝硬変にならないようにするためには、
日々の生活習慣を見直したり、禁酒や、
インターフェロン治療など
慢性化する肝臓病は、早いうちに治さないといけません。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体
おはようございます。

先日より肝臓病についてお話しておりますが、
それ以外の自己免疫性肝炎PBCPSCIPH等について
引き続き、お話したいと思います。

人の身体は、免疫力があり、
体内に入った細菌やウィルス、
また、体内で発生したガン細胞などの異物から
身を守る力を持っています。
(本来生まれながらにして人間が持っている、
 自分で自分を守る力のことを言います)

例えば、ウィルスが身体の中に入って来ると、
リンパ球がそれを異物と認識し、
r-グロブリンが作られ、ウィルスを動けなくし、
そうじ屋細胞が食べてしまいます。

この力が、自分の臓器をやっつけてしまう病気があります。
これを『自己免疫性疾患』と言います。

代表的なのは、関節リウマチや
全身性エリテマトーデス (SLE) を代表とする、膠原病です。

そう言うことが、
肝細胞に向けておこると、「自己免疫性肝炎となり」、
末梢の胆管でおこると、「PBC(原発性胆汁性肝硬変)」、
胆管の太いところにおこると、「PSC(原発性硬化性胆管炎)」
門脈でおこると、「IPH(特発性門脈圧亢進症)」となります。

自己免疫性肝炎は、
 ひどい肝炎をおこしたり、慢性化して肝硬変になったりします。
 治療は、ステロイドというお薬を使います。
 ステロイドは、副作用が多いのですが、
 医師の指示の通りに飲まないといけないお薬です。


PBC(原発性胆汁性肝硬変)は、
 肝内の胆管が徐々に消えていき、肝硬変になる病気です。
 抗ミトコンドリア抗体というものが診断の助けになります。
 ※ただ最近、無症候性のPBCの患者さんが多く、
  長い間、変化がありません。


PSC(原発性硬化性胆管炎)やIPH(特発性門脈圧亢進症)は
 厄介な病気ですが、幸いにとても少ない病気です。
 

一般に肝臓病は、男性に多いのですが、
自己免疫性疾患は、女性に多い傾向があります。


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