ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
一人でも多くの人に知って頂くために、
1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!



おはようございます。
まだ時差ボケでふらふらしてます。
ブログを初めて1か月ちょっと・・・
ブログにはランキングがつくようで・・・
医師関係のランキングで2位にガンちゃん先生奮闘記が入ってました!
一時は1位になってて・・・
初代ガンちゃん先生の亡き後
ブログを終わらせたらいかんという一心でやってきましたが・・・
たくさんの皆さんに読んで頂いて本当にありがたいです。
このブログは初代ガンちゃん先生が
日本の中で肝臓がんで苦しんでいる方を救いたいという信念で始めたブログなので・・・
こうやって、読んで下さる方が増えることは
初代ガンちゃん先生も本当に喜んでることと思います!
本日、ご紹介するのは僕が日本を発つ直前に
山口院長先生と一緒に治療した大腸がんの肝転移の患者様です。
大腸がんが見つかり、手術をしたのちに肝臓への転移が出現、全身化学療法を行っていた方です。
全身化学療法の効果が乏しいこと、また副作用が出てきたことから治療ができない状態でした。
そこで、いろいろと調べられた結果、岩本内科医院へ行き着いたという経緯です。
6月、7月は岩本内科医院の治療予定が詰まっていたのですが・・・
急を要する状態でしたので、無理を言って僕が出国する前に治療をさせて頂きました。
血管造影CT(アンギオCT)で、
矢印で示すのが肝臓に転移したガンです。

肝臓の右後側に10 cm大とその隣の肝臓の中心部に5 cm大の転移性肝臓がんがL字型にある状態です。
大きいほうのガンは、肝臓表面までせり出していますので、破裂する危険がありますし、
肝臓の中心部のガンは、肝不全を起こしやすいので、
早急に治療する必要があると判断しました。
それぞれのガンを栄養する腫瘍動脈 (矢印) にマイクロカテーテルを挿入し、

僕と山口院長先生とで、門脈動脈同時塞栓療法を行いました。
ガンの総量が非常に多いので、今回の治療では全体の7割くらいのガンに治療を施しました。

残りは下横隔動脈と、右肝動脈の枝を治療すればいいので、
2回の治療で一度は完全にガンの中に薬剤を貯留させ、壊死させることができるはずです!
一般的に大腸がんの肝転移は手術ができない場合、全身化学療法が次の治療選択になります。
全身化学療法が効果を発揮できる場合は、それでよいと思うのですが、
そうでないときの次の治療選択があまり無いのが現状です。
これまで当院でやってきた大腸がんの肝転移に対する門脈動脈同時塞栓療法の治療成績を解析して、
発表していく必要があります。
さて、新しい週が始まります。
今週は僕が行っているラボのボスとも対決しなければいけません。
さぁ、気合を入れてガンばりますか!
岩本内科医院では、私たちと医療を行って下さる看護師を募集しております。
ご興味がある方は、岩本内科医院のホームページもしくは本ブログにコメント下さい。
◆ブログランキングに参加してます◆
ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
一人でも多くの人に知って頂くために、
1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!



また雨ですね。せっかくの連休ですが少し残念です。
昨年の12月から、新しいC型肝炎の3剤併用療法が
始まりました。1型高ウイルスの患者さんは従来の
治療法では治りにくく、テラプレビルの3剤併用療法では
半年続けられたら、80%以上が治りますが、副作用が強く
途中でやめざる負えない患者さんがおおかったのですが
シメプレビル(ソビリアード)を3ヶ月間1Tずつ服用し
週1回のインターフェロンとレベトールの内服を半年間
続けますと80%以上の患者さんは治り、副作用も2剤併用と
同じくらいという治療です。
実際、数名の患者さんにはじめていますが、大きな副作用は
ほとんどなくまだ中止例はありません。半年間ですので
皆さん頑張っています。
C型のお薬の進歩は素晴らしいものがあります。
まもなくインターフェロンなしの治療も可能になりそうです。
--------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
皆様の応援がこれからの励みになりますので
よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆にほんブログ村へ →

◆人気ブログランキングへ →


◆FC2 Blog Rankingへ →

昨日も忙しい外来のあいまに、食道静脈瘤の治療をしました。
肝硬変や肝がんになると、消化吸収した血液を肝臓に送る
門脈という血管の流れが悪くなり、門脈圧亢進症という状態になります。
食道静脈瘤ができたり、腹水が溜まったり、アンモニアなどの有害物が
身体にたまり、肝性脳症を起こしたりします。
食道静脈瘤は食道の内面に、静脈の瘤ができますのでひどくなると
破裂して大出血の原因になりそのまま死亡することが多いのです。
肝癌治療5年目の患者さんです。肝癌切除後再発し、門脈動脈同時塞栓療法で
再発肝癌をけしました。カメラでF2の食道静脈瘤が見つかりました。
red color陽性の血豆様の小さな瘤をともなっています。

これが2か月後のカメラでひどくなってきているのが観察され
破裂の可能性ありと判断し、患者さんも望まれますので、昨日
食道静脈瘤内視鏡結紮術(EVL)をしました。

10か所あまり、食道静脈瘤をゴムの輪っかでしばりました。
特にトラブルなく終わり患者さんは元気です。
今日も手術があります。
ガン張りますか・・!!
---------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
皆様の応援がこれからの励みになりますので
よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆にほんブログ村へ →

◆人気ブログランキングへ →


◆FC2 Blog Rankingへ →

寒くなってきて、今日は雨も降っています。
相変わらず風邪の患者さんが多いようです。
昨日は肝癌の患者さんも二人来られました。
今日はC型肝炎の3剤併用療法についてお話します。
昨日の2剤併用療法の話で1グループは52%しか治りませんでした。
1グループ高ウイルスの患者さんに3剤併用療法が行われており
高い治癒率が報告されています。私の医院でも7例に
行いました。565例というたくさんのインターフェロン治療に
しては少ないと感じられるかもしれませんが、海外の学会で
テラプレビルの3剤併用療法はかなり副作用が多いことが
分かっていたので、市販後調査が3000例を超えるまで
私の医院では使用しませんでした。
やはり腎障害や肝障害などそれまで報告されていなかった
副作用が出現し、死者もでました。海外では
3剤併用療法は、テラプレビルとボセプラビルの2種類が
同時に使用できるようになりましたが、日本での治験は
テラプレビルだけでしたし、平均体重が80kgの欧米で
使用されている9Tのみで行われました。
平均体重60kgの日本人には、少し量が多かったようで
私の医院では6Tで始めました。それでも前例に副作用が見られ
貧血血球減少などの従来のインターフェロンでみられる副作用に
加え、皮疹5例、腎障害2例、高尿酸血症5例に見られ、2例は
中止となりました。幸い重篤になった患者さんはいませんでした。
最後までやれた5例のうち4例はC型が治りました。治癒率は
完遂例では80%になります。
3剤併用療法にはすでに、新しいお薬シメプラビルが保険承認され
副作用が少なく、効果が高い報告がされています。
早く公費負担制度がおりるのを待っています。
C型のお薬の進歩は速くすでに新しいお薬がいくつも
開発され、インターフェロンなしでC型が治る時代もまもなく来ます。
---------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
皆様の応援がこれからの励みになりますので
よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆にほんブログ村へ →

◆人気ブログランキングへ →


◆FC2 Blog Rankingへ →

少しずつ冷えてきました。朝は5度位で日中も10度位です。
ストックフォルムは例年になく暖かく、日中5度位で
今年はまだ雪が降らないそうです。
岩本内科のC型肝炎に対するインターフェロン治療を
まとめてみました。3女の努力です。
今まで、565例のC型患者さんにインターフェロン治療をしてきました。
2剤併用は141例、3剤併用は8例です。
2剤併用の中身は、1グループ67例、2グループ56例、不明18例です。
治癒率は全体で71%,1グループは52%,2グループは84%で不明は94%でした。
男性93人の治癒率は72%で女性48人の治癒率は67%でした。
65歳以上の女性22人の治癒率は55%と低くなります。
ペガシス投与の43例の治癒率は74%、
ペグイントロン投与の98例の治癒率は68%でした。
不明の多くは2グループと考えますと半年の2剤併用で90%が治ることに
なります。
3剤併用は明日報告します。
---------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
皆様の応援がこれからの励みになりますので
よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆にほんブログ村へ →

◆人気ブログランキングへ →


◆FC2 Blog Rankingへ →
